オビエドの聖マリア大聖堂、壮麗な建築と歴史にひたりましょう!

スペイン・アストゥリアス州の州都であるオビエドは、中世の面影を残す美しい街として知られています。その中心部には、14世紀に建てられた壮麗なゴシック建築、聖マリア大聖堂がそびえ立っています。
大聖堂を訪れると、まず目を奪われるのは、その巨大なサイズと複雑な装飾です。尖塔やアーチ、ステンドグラスなどが巧みに組み合わされ、まるで石でできた絵本の世界に足を踏み入れたような感覚を覚えます。内部には、16世紀のスペイン黄金期に活躍した巨匠エル・グレコの傑作「聖母子」も所蔵されており、美術愛好家にとっても必見のスポットです。
歴史を刻む大聖堂:中世から現代まで
聖マリア大聖堂の歴史は古く、9世紀に建てられた小さな教会が起源と言われています。その後、数世紀にわたって拡張や改修が繰り返され、現在の姿になりました。大聖堂の建築様式には、初期ゴシック、ロマネスク、バロックなど、様々な時代の特徴が融合されており、スペイン建築の歴史を体感できる貴重な場所です。
時代 | 建築様式 | 特徴 |
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9世紀 | ローマ式 | 小さな教会として建設 |
14世紀 | ゴシック様式 | 現在の規模に拡張 |
16世紀 | ルネサンス様式 | Chapelsと回廊の追加 |
大聖堂の壁には、中世の貴族や聖人たちの彫刻が施されており、当時の生活や信仰を垣間見ることができます。特に注目したいのが、大聖堂の正面入り口にある「王家の門」です。
壮麗な装飾が施されたこの門は、かつて王族たちが大聖堂に参列する際に使用していたと言われています。現在では、観光客の撮影スポットにもなっています。
オビエドの街歩き:聖マリア大聖堂から周辺散策
聖マリア大聖堂を訪問したら、周辺の街歩きもおすすめです。オビエドは、中世の石畳の道や古い建物が残り、ノスタルジックな雰囲気を楽しむことができます。
オビエド周辺のおすすめスポット | |
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カンポ・デ・サン・フランシスコ:大聖堂に隣接する広場で、カフェやレストランが多く集まっています。緑豊かな空間でゆっくりと過ごすことができます。 | |
サン・ミゲル・デ・リサ・教会:10世紀に建てられたロマネスク様式の教会です。美しいフレスコ画が見どころです。 | |
サンタ・マリア・デル・アンヘル・テンプル:12世紀に建てられたテンプル騎士団の教会です。内部には、十字軍時代の遺物なども展示されています。 |
オビエドはスペインの中でも比較的静かな都市ですが、地元の人々の温かい人柄と美味しい料理を楽しむことができます。スペインらしい活気あふれる市場「Mercado de la Fontan」を訪れて、新鮮な野菜や魚介類、チーズなどを味わうのもおすすめです。
旅のヒント:聖マリア大聖堂訪問の準備
聖マリア大聖堂は、人気の観光スポットであるため、混雑を避けるために事前にチケットを購入することをおすすめします。また、大聖堂内は冷房が効いているため、羽織るものがあると便利です。
オビエドへ行く際は、スペイン語の基礎知識を少し持っておくと便利です。地元の人々とコミュニケーションを取る機会が増えるでしょう。
おわりに:オビエドで歴史と文化に触れる旅を
オビエドの聖マリア大聖堂は、スペイン建築の歴史を象徴する壮麗な建造物です。その美しさや歴史に深く感動すること間違いなし! ぜひ、オビエドを訪れて、聖マリア大聖堂とその周辺の街歩きを楽しんでください。